睡眠障害: 睡眠薬とうつ病の相関

光療法推進委員会

睡眠障害: 睡眠薬とうつ病の相関

「睡眠薬の服用と“うつ症状”に関する調査」という調査結果が、グラクソ・スミスクライン(株)2006/08/01から発表されました。20~50歳代の睡眠薬服用者308名を対象にした調査で、うつ病との相関を調べたものです。

不眠・睡眠障害はうつ症状の重要なリスクファクターであり、うつ病の典型的な随伴症状であることはよく知られていますが、この調査結果でもそのことが明らかになっています。

グラクソ・スミスクライン(株)2006/08/01

■20~50代の睡眠薬服用者のうち36.7%は“うつ症状”あり

20~50代の睡眠薬服用者308名のうち、“うつ症状”該当率は36.7%であり、睡眠薬を服用していない人(557名)の“うつ症状”該当率(15.6%)と比較して有意に高いことが明らかになりました。これらの結果は、睡眠薬服用者には“うつ症状”該当者が高い確率で潜んでいることを示唆しています。

■睡眠薬を「ほとんど毎日服用」と回答した人では“うつ症状”を伴う人は48.0%

睡眠薬の服用頻度について聞いたところ、23.4%は「ほとんど毎日」と回答し、66.4%が「週に1回以上」と回答しました。

また、服用頻度別のうつ症状の割合を見ると、「数ヶ月に1回服用」と回答した人では“うつ症状”を伴う人の割合は26.9%と低値であったのに対し、「ほとんど毎日服用」と回答した人では“うつ症状”を伴う人は48.0%と高値でした。

これらのことは、“うつ症状”を伴う人ほど、服用頻度が高い傾向にあることを示しています。

■“うつ症状”を伴う人では「いつも自分から睡眠薬の処方を依頼する」割合が高い

「現在服用している睡眠薬について、自分から医師に処方を頼んだことはあるか」の問いについて、“うつ症状”を伴う人の56.8%は、「いつも自分から睡眠薬の処方を依頼」と回答しているのに対し、“うつ症状”のない人では、その割合が28.7%と有意に低くなっていました。

このことから、うつ症状を伴う人は睡眠薬の処方を自ら医師に依頼する傾向があることが示唆されました。

■“うつ症状”該当者は、睡眠薬を服用しても、「なかなか寝付けない」「熟睡できない」「朝早く目が覚めてしまう」 傾向あり

“うつ症状”該当者は非該当者と比較して、睡眠薬服用後も「なかなか寝付けない」(37.7%:22.1%)、「熟睡できない」(24.6%:13.1%)、「朝早く目が覚めてしまう」(23.2%:9.0%)などの症状発現率が有意に高い結果が示されました。

■“うつ症状”該当者の66.6%が睡眠薬服用開始時に自ら“うつ”を疑っているものの、44.9%は「不眠以外」の精神面の不調を医師に相談したことがない

睡眠薬服用開始時に“自分のことをうつかもしれない”と「強く感じた」あるいは「なんとなく感じた」割合は、“うつ症状”該当者(69名)が非該当者(145名)と比較して有意に高く(66.6%:39.3%)なっています。また、“うつ症状”該当者のほぼ全員(97.1%)が不眠以外の精神面の不調の改善を望んでいるものの、44.9%は不眠以外の精神面の不調について医師と相談したことがないと回答しました。

グラクソ・スミスクライン(株)2006/08/01

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