概日リズム睡眠障害

光療法推進委員会

概日リズム睡眠障害

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概日リズム睡眠障害とは、一言でいうと、自分の持っている生体リズムと生活パターンが合わなくて起きる睡眠障害と言えます。

私たちの身体は、日中に活動して夜は眠るようにつくられています。この睡眠時間帯を決定しているのが体内時計です。

しかし、現代社会では、この生体時計に反して夜間に活動する人、昼夜不規則に活動する人など労働時間が変則的な人が増えています。このため、生体時計が狂いだしたり、たとえ正常に働いたとしてもそれが自分の生活パターンと合わない時間帯に眠くなってくるようになります。これが概日リズム睡眠障害といわれる病気です。

概日リズム睡眠障害の種類

概日リズム睡眠障害には、主に下記のような種類の症状があります。

  • 睡眠相後退症候群

    睡眠相後退症候群とは、慢性的に睡眠時間帯が遅れてしまう病気で、眠ろうとする時刻に寝入ることができず、起きたい時刻に起きることができません。早く眠ろうと床についてもなかなか眠れず、明け方になってようやく眠ることができ、目覚めるのは昼頃といった症状が続きます。また、昼夜逆転してしまうこともあります。この病気は生体時計がずれてしまっているのが原因であるため、根本的に生体時計を修正することが必要となります。

    24時間社会となった現代社会で益々増えている症状です。最近では、子供までが概日リズム睡眠障害となるケースが目立っています。その背景には、夜の塾通い、深夜のテレビ、ゲーム、携帯電話にくわえ、親の夜型生活などの社会変化があり、それががわれわれの概日リズムを崩している原因と考えられています。

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  • 睡眠相前進症候群

    これは前者の逆の現象で、睡眠の時間帯が通常より前にずれていく症状です。つまり、早く眠くなり早く起きます。いわゆる高齢者の不眠のパターンです。程度の違いはあれ、加齢により、この傾向が出てきます。

    この症状に対しては、生体リズムを遅らせて正常に近い状態にしなければなりません。従って、光療法では、通常、朝光りを浴びるのですが、この症状の場合は、体温が下がって眠くなってくる直前の夕方から高照度光を浴びて覚醒度を上げ、通常時間帯まで起きていられるようにします。

    また、NHKのためしてガッテンでは、夕方5時頃に軽い体操や運動をすることによって、覚醒度や体温を上げ、眠くなる時間帯を後にずらせる方法を紹介しています。両方とも実施すれば、効果は更に上がるでしょう。

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  • 交代勤務睡眠障害

    現代社会では、夜間勤務や交代勤務者が急増していますが、その80%近くの人が、睡眠障害やめまいなどの自律神経症状、吐き気・下痢といった消化器症状を訴えています。また、勤務中の居眠り、全身倦怠感、不眠、仕事上のミス、家族とのコミュニケーションの欠如など、さまざまな弊害も生じます。

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  • 時差ぼけ: 時差症候群

    時差症候群とは、いわゆる時差ぼけのことです。生体リズムを現地時刻に合わせようとして、不眠、日中の眠気、身体の不調などの症状が生じます。時差ぼけは、飛行方向や、年齢、性格などにより異なりますが、一般に日本からヨーロッパ方面に向かう飛行より米国方面に向かう飛行の方が症状が重くなります。これは生体リズムを前進させるのか、あるいは後退させるのかという違いによるものです。通常は、生体リズムを後退させる方が容易であるため、生体リズムを前進させなくてはならない米国方面の飛行では時差ぼけが強く現われます。

  • 非24時間睡眠覚醒症候群

    この症状は、寝付く時刻が徐々に遅くなっていく睡眠障害です。就寝時刻が徐々に遅くなっていくことから、就寝時刻が固定される睡眠相後退症候群とは異なります。人間の体内時計の周期は25時間程度で、これが毎日リセットされて24時間の生活を送っている訳ですが、この症状では、体内時計がリセットされないことから起こる睡眠障害で、毎日1時間程度ずつ就寝時刻が遅れていきます。したがって、徐々に時間のずれが積み重なり、昼夜の生活が逆転してしまうこともあります。

    治療法は、睡眠相後退症候群と同様で、光治療により毎朝決まった時刻に体内時計をリセットすることにより対処します。そして、覚醒度をあげるため、所定量の高照度光を浴びることになります。

  • 不規則型睡眠覚醒パターン

    症状としては、睡眠や覚醒の出現が不規則に起こり、一日に複数回睡眠します。

    原因は、先天的に脳に障害のある方や脳梗塞を患っている人が、社会的接触の少ない環境に置かれると生じやすいと言われいます。また、他の疾患で長期にわたってベッド生活を余儀なくされている場合にも見られることがあるようです。

    治療法としては、生体リズムを確保する事が目的となりますので、光療法や昼間の散歩・活動などを通じて、昼夜のメリハリを付けることが重要と言われています。

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