NHK番組 「おはよう日本」で光療法、冬季うつ病が特集されました!

光療法推進委員会

NHK番組 「おはよう日本」で光療法、冬季うつ病が特集されました!

2009年2月24日(火)のNHK「おはよう日本」で、「光療法」が取り上げられました。

実際の特集としては、「体内カレンダー」というタイトルで、季節による人間の体調の変化があることに注目した医療の特集でした。

実は、当光療法推進委員会もNHKから6時間に渡ってインタビューをうけ、番組製作ににいくらか協力させていただきました。

番組では光療法に関する2つの内容が紹介されていました。

高照度光療法で冬季うつ病が治療されている実際

1つめは高照度光療法(通常、光療法というと高照度光療法を指します)で、「冬季うつ病」の治療を紹介していました。

山口大学が、学生に冬季うつ病の学生に対して、光シャワールームという一般の部屋の6倍の明るい部屋を開放することにより、冬季うつ病の症状を治療していることが紹介されていました。

冬季うつ病の治療に光療法を適用するのは、何も新しい話ではなく、医学的にも最も効果が高いことは既に立証されていますが、それを学校レベルで広く取り組んでいるところに大変大きな意義があると感じました。

また、いまだに冬季うつ病患者に対して、抗うつ薬から処方する医師が多い中で、この番組により、冬季うつ病には光療法が第一義的な治療方法であることが印象づけられた点はひじょうに大きな成果です。

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低照度光療法による生活習慣病を治療する研究

2つめは、生活習慣病の患者も冬場に調子を落とす方が多くなるので、低照度を使った光療法で治療する新しい試みが報告されていました。

こちらは研究がまだ始まったばかりの医療最前線の紹介で、実用段階に入ったわけではありませんが、今後の研究に期待がかかります。

具体的には、その患者が一年のうちで最も調子のよい季節の日照条件を擬似的に実現することによって症状を予防・改善するというアプローチです。

実際に紹介されたのは糖尿病の患者で、その方は初夏がもっとも調子がよいため、初夏の日照環境を研究用の光装置(市販はされていません)を使って擬似的に患者の身体に認識させることにより症状が改善したという報告でした。

初夏ですからから、早朝の眠っている間から部屋の中は明るくなってきます。それを研究用の光装置を使って朝4時半から徐々に明るくして初夏と同様の環境を作ったところ、1週間ほどで体調が良くなってきたという例が紹介されていました。

今後、より多くの臨床試験や、他の研究者による追試を通して実証を試みることになるかと思います。また、どのような生活習慣病の方に、どの程度の効果があるのかひじょうに関心の高いところです。

薬をつかわない光療法

紹介された両方の場合とも、光療法では薬を使わないで予防・治療することに大きな意義があります。

現代の歪んだ生活環境、つまり、24時間社会や室内で過ごすことが多い季節感のない環境から生ずる病気を、光をコントロールするだけで防ぐことができるのです。

冬季うつ病(高照度光療法)に関しては、既に実証されていますが、生活習慣病(低照度光療法)に関しては、今後の研究によってその広がりと効果に関しておおいに期待したいところです。

また、睡眠障害が精神疾患や様々な生活習慣病、産業事故と密接な関係があることが実証され、睡眠障害を改善・治療する上でも光療法(高照度光療法)は有効なので、これらとの関連性も含めて、光療法の有効性の広がりを感じざるを得ません。

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