睡眠障害と食事
睡眠障害は食事と深く関わっていることをご存知だろうか?
人間は、様々な行動パターンを約24時間周期で制御する「体内時計」を持つことが知られている。最も有名なのは、睡眠を制御する「光同期性クロック」で、人間は強い光を感じるとからだ全体の時計をリセットして、一日をスタートさせる働きをする。
ところが、光以外にも体内時計に影響をあたえるものがあることが最近に研究でわかってきている。それは食事である。
マウスを使った実験では、餌が昼間の一定の時間帯でのみ得られる環境下に置かれると、昼と夜の体内時計を無視して摂食するよう順応することが知られている。
これは、人間に当てはめると、不規則な食事時間や夜食を食べることが、人間の体内時計を狂わせ、睡眠障害の原因となることがあるということになる。
睡眠障害で悩んでいる人は、間食や夜食の習慣を見直すことは有意義なアプローチなので、是非、自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
また、睡眠時間や食事時刻などのライフスタイルと、肥満やメタボリック・シンドロームの発症との間に密接な関係があることも注目されており、睡眠と食事は健康的な人生を送る上での基本と言えそうだ。
参考までにに、最近、この腹時計が頭にあったという報告が科学技術振興機構(JST)からなされた。
興味のある方は下記へ。
科学技術振興機構(JST)
http://www.jst.go.jp/