東京人の睡眠時間はなんと5時間44分、世界一短い都市!
ライフログサービスを展開するJawboneの発表によると、東京人の睡眠時間が5時間44分で、世界で一番短いということがわかりました。逆に最も睡眠時間が長いのはオーストラリアのメルボルンで6時間58分ということです。
筆者の感覚では、メルボルンの6時間58分でも若干短いように感じますが、それにしても東京の短さは異常ではないでしょうか。さすがにこれほど短いと、健康面へのなんらかの悪影響があるはずで、都市全体の力が衰弱していくように思います。
1千万人を越える大都市の力が衰弱すれば、日本全体への影響も計り知れません。数年前に、睡眠障害による経済損失は3兆5000億円という調査結果が発表されたことがありますが、1千万人以上の東京が衰弱すれば、その波及効果も考えれば兆円という数字も納得できると感じざるを得ません。
ただ、経済損失も深刻ですが、人間が幸せな人生を送るためには健康が第一ですから、それを支える睡眠がこれほど短ければ、その人の人生の豊かさも失われてしまうのではないかと感じます。
実際、睡眠不足になると様々な症状が広範囲に現れます。直接てきには、身体的な悪影響や精神的な負担を感じるようになります。具体的には、昼間の眠気、倦怠感、不安、イライラ感などがそれにあたります。また、生活習慣病にかかるリスクも高くなり、免疫力も低下していきます。
このように睡眠は健康的な生活を送る上で極めて重要であるため、東京の過酷な社会生活をこのまま放っておくと、都市全体が病気になってしまいそうです。