言葉の変化 : 「眠れない...
ここ数年の間に、睡眠障害に関する言葉で、インターネット上で検索するキーワードがかなり多様化しています。従来は、睡眠障害や不眠という言葉が一般的でしたが、それらの言葉もまだまだ多く使われているものの、口語体の「眠れない、朝起きれない、昼夜逆転」という言葉で検索されている場合が増えています。
携帯電話世代の言葉の普及からでしょうか。名詞形ではなく、動詞や形容詞で検索されるのは、より人間の感情を素直に表しているかも知れません。あるいは、もっと深刻に考えると、大人から子供まで広く睡眠障害や不眠が広がっていることを考えると、より若年層の世代がそのような言葉で検索している可能性も考えられます。
本サイトでも、一応、プレス・ニュースとして出しておきました。
このような「眠れない、朝起きれない、昼夜逆転」という言葉は、多くの場合、概日リズム睡眠障害の場合が多くみられ、睡眠の位相が後にずれている場合がほとんです。光療法はこのような症状にとても有効です。また、うつ病を伴う疾患の場合もありますので、こちらは見逃さないようにしないと、はるかに深刻な事態となるので要注意です。