睡眠障害ナルコレプシー発症に関連する遺伝子発見!

光療法推進委員会

睡眠障害ナルコレプシー発症に関連する遺伝子発見!

睡眠障害の一種でナルコレプシーという病気があります。

これは、当サイトでは扱っていない睡眠障害で、不眠とは逆に過眠となる病気です。この症状を発症すると、日中著しい眠気に襲われ、全身の筋肉が脱力したりします。思春期後期か成人期初期に初めて発症する場合が多くみられます。

「日本ナルコレプシー協会」(NPO)というナルコレプシーの患者の会があるほど、日本では苦しんでいる方が多い睡眠障害です。日本睡眠学会の学術集会においても、ナルコレプシーに関してはセッションが設けられ、研究発表や議論が盛んに行われています。

これまでその原因は十分解明されておりませんでしたが、この度、徳永勝士教授(東京大学)のチームが、睡眠制御に関連した遺伝子と睡眠覚醒周期に関連した遺伝子の間でDNAの変異が起きている可能性が極めて高いことを突き止めて、米科学誌ネイチャー・ジェネティクスに発表しました。

不幸にもこの睡眠障害は、ヨーロッパ人、アフリカ系、韓国人、日本人の4つの民族を調査したなかで、この遺伝子の変異を有する確率は日本人が一番高いという結果が得られました。

ナルコレプシー発症に遺伝子が関係しているとなると、遺伝するの可能性が高い事を示しており、発症する可能性が10-40倍高まることが知られています。

しかし、この遺伝子が発見されたことにより、ナルコレプシーの睡眠障害治療薬の開発の可能性に期待が持てることになります。

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