昼寝のすすめ、睡眠障害や不眠の予防策

光療法推進委員会

昼寝のすすめ、睡眠障害や不眠の予防策

アメリカ、ニューヨーク州のウェイル大学のスコット・キャンベル氏によると、「健康上、昼寝は必要です。身体が昼寝を欲しているのに、それをなぜ抑制しなければならないのでしょうか」と語っています。キャンベル氏は大学で睡眠の研究を行っており、「昼寝は人間のからだのメカニズムに合っている。」と説明しています。

食事後の2,3時間に睡魔に襲われやすいことは皆さんご存知の通りです。これは、私達の体のしくみ上、自然な現象で、もともと、昼寝をするようにプログラムされているとも理解できます。

睡眠障害や不眠の予防に

日本でも、睡眠を研究されている様々な方や団体から、積極的に昼寝を推奨する発言がされています。昼寝は、肉体的、精神的な疲労を効率良く解消してくれ、活力が戻ることが明らかになっているのです。

ただ、それらのメッセージによると、30分以上休むと深く眠り込んでしまい、からだにエンジンがかかるまでに時間がかかるので、15, 20分程度に抑えるのがコツだそうです。

短時間の昼寝だと夜寝られなくなることもありません。それどころか、昼寝をした日の夜は1時間長く眠るようになったという報告もあるそうです。これは、疲れすぎるとよく眠れないという経験を持たれた方もおられるとおもいますが、特に、精神的な疲労を溜め過ぎると、なかなか寝付けなかったり睡眠が浅くなったりするので、そのような場合は、昼寝で疲労を軽減すれば、夜はかえってよく眠れるのです。

赤ちゃんや幼い子供は、毎日、お昼寝をします。また、暑い国には昼寝の習慣があり、暑さによる疲労をとる工夫がされています。自然に理にかなった生き方をしているのです。

深刻な睡眠障害や不眠の状態にいたらないように、予防策として、昼寝で精神的な疲労を軽減することはとても良い方法です。厳しい現代社会を上手く過ごしていくために、昼休みに、昼寝の習慣を積極的に導入してはいかがでしょうか?

認知症と介護 - 認知症の昼夜逆転・せん妄と光療法 Pagetop

Copyright (C) 2007 (有)オーバー・ザ・トップ All Rights Reserved.