睡眠障害の新しい治療効果
睡眠障害のうち睡眠相後退症候群(朝起きれない、昼夜逆転等)に効果のある薬が、独立行政法人 産業技術総合研究所によって発見されました。
発表内容の要旨をまとめると、
- 高脂血症治療薬であるフィブレートが体内時計を変化させる。
- 睡眠相後退症候群のモデルマウス時計遺伝子の壊れたマウスによる
実験で活動リズムの正常化が認められた。 - 睡眠リズム障害の新しい治療薬として期待できる。
というものです。
睡眠障害という言葉を使っていますが、効果は睡眠相後退症候群だけに特定される内容になっており、いわゆる睡眠障害という言葉で表される症状全般を指してはいないようでうす。
また、光療法の対象とする冬季うつ病や軽うつ病への効果についても、まだ、評価されていないようです。発表内容は下記を参照。
原文は下記を参照。