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実はNHK等のメディアでも、光療法に関した番組を何度も放映しているのですが、なぜか、知名度が今ひとつで盛り上がりに欠けています。
日本をもっと元気にできる有効な治療法にもかかわらず...
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高照度光療法の神秘
高照度光療法がどうゆうものか理解できましたか?
脳内メカニズムの点ではまだ解明されていない点もあるようですが、各学会の臨床実験では、その効果は様々な分野で既に確認されています。
光療法は、数多くの臨床試験が行われ、学会に参加してみると研究が盛んに行われていることが わかります。しかし、一般人にはあまりそれが伝わって来ないのです。インターネットで調べてみても、「起床したら、光りを浴びなさい。」、「光は身体のリズムに良い。」...という、いきなり途中説明が欠落して、その効果の程度も良くわからない情報だけが目に入って来ます。
単純に考えて、本州の冬の日の出は7時頃。それに対して、通勤時間に1~2時間かかるサラリーマンや、朝の支度に忙しいお母さんは6時頃に起きている方が少なくないことは容易にわかります。日の出と起床時刻が反対なのです。起床したら光を浴びるとは何なんでしょう? また、夏でも、真横から水平に浴びる光は紫外線が強く、特に女性には大変嫌がられます。
でも、睡眠障害で苦しんでいる方は、とにかく光療法が効果があるのなら是非とも試したいと言います。具体的に、どのような手順で何分間、太陽の方を向いていればよいのでしょうか?
このように、光療法に関する情報はまとまって整理されておらず、光を浴びろと言われても、そのやり方指示書のようなものも見あたらないのが実情です。知る人ぞ知る神秘の治療法を、少しでもわかりやすく受け入れられるように、このサイトでは、適応可能な症状とその臨床試験の実例や要約をできるだけ掲載し、少しでも皮膚感覚をもって理解できるようにしたいと思います。
高照度光療法と睡眠障害、そしてその広がり
まず、患者の立場としては、高照度光療法がどのような症状に有効かを知りたいですね。
光療法やカウンセリング、精神療法など、実際に医療現場で使われていても、一般人には、薬と違ってその効果がどの程度のものなのかは、なかなかわかりにくいのが実情です。
そこでこのサイトでは、実際の適応症例の概略説明に加え、学会やインターネットで 収集した文献、抄録集などをまとめて紹介し、一般の方がある程度その効果に関する理解を深めるられないかと考えました。専門医の方が近くにおられれば一番良いのですが、光療法の専門医はなかなか身近におられないのが現状です。
また、筆者はごく最近まで光療法の代表的な適用症状は下記のもので、その他にもいくつかの適応症状があることは理解していました。
ところが代表的な適用症状の中でも、睡眠障害が現代の社会情勢を反映して様々な生活習慣病や精神病などにも関連していることが明確になりました。その意味で光療法の適用症状には大きな広がりの可能性があることを知りました。これらについても兼板佳孝博士(日本大学医学部社会医学講座)のスライドをお借りしてデータを紹介いたします。
さらに、最近のメディアで紹介された睡眠障害に関して光や光療法に関わる番組を紹介します。これまでもたびたびメディアで光療法は紹介されていますが、光療法という言葉使われることがあまりなかったので知名度が上がらず定着しにくかったのかも知れません。
ところが2009年2月24日(火)、NHKの「おはよう日本」で、遂に光療法、冬季うつ病という言葉が紹介されました。光療法を啓蒙推進する当委員会としてはひじょうに嬉しい限りでした。これを契機に1人でも多くの方が「光療法で元気な自分を取り戻す」ことができればと願っています。